FIAT1100TVのパーツがようやく入荷しました。サーモのバイパスホース以外全てありました。結構あるものですね。
この頃のフィアットのドラムブレーキのホイールシリンダーは、プッシュロッドでシューを押すタイプです。シューもアルミが多いですね。600なども同じです。マスターシリンダーなどかなり立派なもので,お金かけています。まあ,古いと言ってしまえばそれまでですが。
それが後期型になると少し近代化され、より普通(?)になってしまいます。どんなモデルでも初期型は理想主義的な造りになっているものです。その分欠点も多く,いわゆるマイナーチェンジを繰り返し完成度を高めていく訳ですが,私など多くの欠点があってもやはり初期型に魅了されます。
困っていたステッカ−2種類も入荷しました。ステッカーで商売をしている私には,注文を頂いたお客様に『これは廃盤になりました』というのはなかなかつらいものがあり,特にこの2種類はなくてはならないクルマがあるのでこれで一安心です。
今や,フランスなど輸出時のチェックが厳しく、ワッペンやステッカーなど大打撃です。その点イタリアは今でもフェラーリやマセラティを除けばおおらかです。もともとこの手の商品は純正か否かは、ほとんど判断もしくは証明が難しく私も困った事が何度もあります。近い将来自分のクルマにステッカーを貼る事さえ、どこかにお伺いをたてなければならない時代になるかもしれません。
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