今や古いクルマをレストアするのは当たり前ですが、40年も前のペイントがまだ生きている奇跡的な個体もたまには発見されます。こういうクルマがことのほか珍重されるのは世界共通ですが、我が日本の『オールドタイマー』という旧車趣味の雑誌は、ことあるごとに『未再生原型車』という表現で特別な存在として認めてきました。これについては、個人的にはかなり賛同します。
アンティークな家具、時計、カメラその他の古い雑多な物は、現在の技術で再生すると生産当時よりもずっと品質が上がって(?)しまうことが間々あります。それが良いか悪いかは別として、機械物は家具やジュエリーと違いまずは動かなくてはいけない為、最低限手を加えないと使えないことが多いですね。結局はその程度が大事だということですかーーーこの辺りになるとオーナーの性格にもよります。
古いライカなども、持つ喜び=写す楽しみか、集める楽しみか、あるいは両方か!2〜3台のうちは写す楽しみもあるのでしょうが、20〜30台となるともう集めまくりたくなるのでしょうね。よーく分かります、その気持ち。私もクルマがもっと安くて、小さな物だったら集めまくりたい!
そこで、チシタリア202カブリオレーーーまさに1940年代の空気がタイヤに入っているのでは?と思わせるような個体です。
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