レアパーツには弱いですね、旧車好きは!私も例外ではありません。今迄いくら注ぎ込んだものやらーーーーその割には手元には残っていません。大体がそのパーツを付けたいが為に、クルマを買うという本末転倒型嗜好性があるため、手に入れたクルマに取り付けてしまうからです。
今迄で一番苦労したのは、先日も書いたOSCAのクラッチ(プレッシャープレート)ですね。海外の専門業者5〜6件にあたっていましたが、長年見つかりませんでした。それに貴重なパーツがそこいら辺に転がっていても、何のクルマ用か分からないということも良くあります(当方事務所もそうですがーーー)また、そこいら辺に転がっている物に、"GIULIETTA"と書けばジュリエッタ用になってしまい、"OSCA"と書けばオスカ用になってしまう(!)いう怖い業者もいます。
画像はとある車両の紹介料でもらった"SIEM"の補助灯、OSCAの表情が少し柔らかくなりました。
ヘッドライトカバーに刻まれた"ZAGATO"の文字!ザガートのアルミボディーは、パーツ1ケずつにパーツナンバーが打たれています。1台のクルマのパーツは原則同じナンバーになっていて、例えばモールなども全て同じナンバーが打刻されています。1台ずつ現場合わせで制作するせいでしょうか。
ということは、パーツ取りのクルマを手に入れても各パーツが微妙に合わず、結構困ることになりそうです。
実際イタリアの業者にザガート車のフロントウィンドウを何回か発注したことがありますが、毎回そのクルマはボディをレストア中か?と聞かれました。なぜかというと、ボディが仕上がってからではガラスが合わない場合があるからのようです。多分、ガラス、モール、ボディの関係が1台ずつ違うのでしょうね(本当かな?)
このライトカバーは片方ヒビワレ、両方共熱で変形という末期的な症状を呈しています。ZAGATOの文字などいらないから新品が欲しい!
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