ここしばらくはこれといったヒストリックカーの売り物が皆無です。あっても信じられないぐらい高い!例えば,アバルト・・・最もベーシックな850TCですら全く情報がありません。アルミボディーのアバルトは、日本にはかなりの台数生息していると思われますが,やはり手放す人は全然いません。海外の様々なサイトにもあるのは普通の600をアバルト風に改造したものだけ。
今でも盛んにマーケットに出てくるのは,ジュリアやフルビア、フラビア、フラミニア(こんな本がありましたね,確か)ジュリエッタもそこそこありますが,かなり高いです。ザガートだと圧倒的にフルビアで、フラビアザガートというかなり変わった形のクルマは滅多にありません。この辺のモデルは生産台数に比例します。大衆車のフィアット600でも、シリーズ1のスライドウィンドウタイプなど滅多にありません。すごく古っぽくて,しかも普段乗れる雰囲気満点のクルマなのですが。1100もTVはやはり無いです。
こうして見ると最終型に近い程、年式とは無関係に残っているようです。私は理想型に近い初期型が好きですが,大量生産してからわかる欠点を抱えたモデルも多く、その後大掛かりな修正が加わる場合ががあります。
ジュリエッタやアッピアなどの初期型のエンジンは特別ですし,アウレリアなどに至ってはリヤサスの形式がシリーズ3以降全く変わります。エンジンの排気量アップとかドラムブレーキをディスクにとかなら、わかりますけれど・・・
もう少し安くイロイロなクルマがマーケットに出てくると楽しいのですが,もうそういう時代はこないのでしょうか?
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