MT4blog

フランスからの贈り物

久しぶりに新しいミラーが入荷しました。ルノ−４，８などに使われていたモデルです。なかなか凝った作りで仕上げも上等です。そして嬉しいことに"MADE IN FRANCE"の文字が…・１ケ１１、５５０円（税込み）です。

次はHOT　NEWSか！知らなかったのは私だけか！！！！H4Eバルブなのですが、かたや６０／５５W、かたや１００／９０Wという代物です。そしてそれぞれ１ケ２，４１５円（税込み）です。
これを付ければ古いCARELLOやMARCHALもピッカ！ピッカ！でもライトカバーが付いているA110やダブルバブルに取り付けるときは要注意ですね、溶けないまでも変形する恐れ有り。

OSCAのパーツ／フロントガラス

実は今年の始め，些細な雨漏りの修理を頼んだところ、ガラス屋さんのミスでフロントガラスの隅に５cm程のクラックを入れられてしまったのです。もちろんオスカ１６００GTのフロントガラスなど、イタリアにもありません。
ガラス屋さんはその道のプロですから，新たに制作する方向でいろいろ検討したのですが，大手ガラスメーカーはもちろんの事、特注を受け付けていた業者も廃業してたりして、結局どうにもなりませんでした。
でも私にとっては，どうにもならないではすまされない問題なので、あれこれ海外の業者達にもコンタクトをとったのですが，丁度オスカのフロントガラスの制作をしているという、本当？？？と疑いたくなる様なラッキーな情報をもらい、何度もEメールをやり取りして、ようやく昨日ガラスが厳重な木箱に入れられて無事手元に到着したのです。
実際にクルマに装着してみない事には何とも言えないのですが、ピッタリ合うはずです。
オリジナルを捨てるのは忍びないのですが，なにぶん傷だらけだったので、いずれ新品が入手出来たら換えるつもりでいました。
まあ，大変高いものにはつきましたが，こんな幸運な事も世の中にあるのだな〜という経験をしました。

暑さがこたえます

実は私かなり古いフライフィッシング愛好家なのです。高校生の時すでに、まだ輸入間もないフランスのペゾン＆ミッシェルという高価なバンブーロッド（六角形の竹竿）を持っていたぐらいですから，『釣りキチ三平』なみに釣りキチでしたね。
そのまま続けていれば超ベテランの域に達したのでしょうが、古いアルファやアバルトに狂いだし普段の足に使いだしてからは，とんと渓流に足が向かなくなってしまったのです。当たり前ですよね，山奥でエンジンかからなくなったら冗談ではすまされません！
でもそのぐらい古いアルファやランチアを日常的に使っていたのです、夏でも扇風機をつけたりして。それが今ではイベントで走らせるぐらいですものね。場所によっては自走もせずに、クルマはトランポで別送して自分は快適に現代のクルマをドライブ、ですから。
そしていつの間にか、古いイタリア車でフライフイッシングに行こう！というささやかな夢を忘れていました。実現したくてもオスカではさすがに腰が引けます。何か欲しいなあ〜
ワッペンが少し入荷しています。
ミラーも充実。
イタリアの業者もそろそろ休みが多くなります。

FIAT1100TV

FIAT1100TVのパーツがようやく入荷しました。サーモのバイパスホース以外全てありました。結構あるものですね。
この頃のフィアットのドラムブレーキのホイールシリンダーは、プッシュロッドでシューを押すタイプです。シューもアルミが多いですね。６００なども同じです。マスターシリンダーなどかなり立派なもので，お金かけています。まあ，古いと言ってしまえばそれまでですが。
それが後期型になると少し近代化され、より普通（？）になってしまいます。どんなモデルでも初期型は理想主義的な造りになっているものです。その分欠点も多く，いわゆるマイナーチェンジを繰り返し完成度を高めていく訳ですが，私など多くの欠点があってもやはり初期型に魅了されます。

困っていたステッカ−２種類も入荷しました。ステッカーで商売をしている私には，注文を頂いたお客様に『これは廃盤になりました』というのはなかなかつらいものがあり，特にこの２種類はなくてはならないクルマがあるのでこれで一安心です。
今や，フランスなど輸出時のチェックが厳しく、ワッペンやステッカーなど大打撃です。その点イタリアは今でもフェラーリやマセラティを除けばおおらかです。もともとこの手の商品は純正か否かは、ほとんど判断もしくは証明が難しく私も困った事が何度もあります。近い将来自分のクルマにステッカーを貼る事さえ、どこかにお伺いをたてなければならない時代になるかもしれません。

旧車？ヒストリックカー市場

最近ますます私の脳内は混迷を極めています。本来旧車＝中古車だったはず。確かに文化遺産と言えるモデルも多数存在するでしょうが，その他は単に中古なはず、だった。だいたい大量生産された工業製品が今のように高騰するなんて，呆れてしまう！ただ，一番の原因はユーロ高なのかもしれないけれど・・・

プレ創刊から『オールドタイマー』は大好きな雑誌なのですが，今でも目を通すと何故か，ホッ！とする。言ってみればファッショナブルな『ENGINE』や『NAVI』の対極にある雑誌だと思います。そこにはグッチやパネライ（両方とも好きだが）などの影も形もないけれど，見事に自動車への愛が溢れていて、使い捨てではない，切り捨てではない姿勢に共感出来るのです。

まあ，自動車の楽しみ方も他の事と同様、人の分だけ存在するということでしょうね。全く優柔不断だな、結論になっていない、なんのこっちゃ？？？？（グッチも錆だらけのスバル３６０も好きな管理人）