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久しぶりの入荷です！

赤いアバルトはここ２〜３年見なかったですね！新品は。ようやく入荷しました。いずれもMOMO純正ですが裏の文字は消されています。何故でしょう？
以前は安く販売していたのですが，今回は５，２５０円です。

珍しいホーンボタン

随分前ですが、アバルト乗りのお客さんでホーンボタンのコレクター、という変わった方がいました。私が持っていたoldランチアやコンレロ、アバルトなどいろいろ買ってもらいましたが，その後あまりかかわり合いが無くなってしまいました。

今回はその当時のものとは明らかに違いますが，変わったものが少し入荷しました。
全てモモ／アバルト用ですが、ケースはモモではありません。
そのほかにもポルシェ、マセラティ、フェラーリ、ランチアなどがあります。

再メッキ

最近はメッキ加工の料金も随分高くなりました。何でも，中国の建築ラッシュのあおりで、メッキの原料が高騰しているのが原因のようです。先日もジュリエッタSSのほとんどの外装パーツを再メッキしましたが，１００万円近くかかりました！特に窓枠などのモール類は、細くて素材もアンチモニーがほとんどなので高くなってしまいます。
画像はジュリエッタ１０１スプリントのライトリムとグリルです。他にサイドグリルも依頼されています。一部小さな当たりがありますが，元々きれいなものなので仕上がりは期待できます。
ドアの取手やナンバーランプなどのアンチモニー（アルミ合金の鋳物）の傷んでいるものは、最近までどうしてもきれいに仕上がらなかったのですが，新手法のおかげでコストが倍近くかかりますが上手にできるようになりました。困っている方はどうぞ！依頼してください。

FUSINA

今はなきイタリアンブランドにFUSINAというのがあります。色々なレーシングアイテムを販売していた会社ですが，例によって経営統合で吸収され、一時はモモのカタログに僅かな商品が載っていましたが，多分今は何もないでしょうね。随分前ですがFUSINAのステアリングが２００本程発掘され、私も３０本位買いましたが，なかなか雰囲気のあるモデルもありました。今でも売れ残りが少しあり、その中の１本が画像のステアリングです。これをパンダに付けようと思ったのですが、FUSINAの場合取り付け穴のピッチがモモやナルディと違う為、肝心なボスがないのです。以前取り付けアダプターを付けて販売していたのをすっかり忘れていました。

捜しまくってついに１ケだけ見つけました！画像の黒いリングがそうです。モモ／ナルディの変換スペーサーはよくありますが，モモ／フジーナはありません。その当時買ったステアリングの数だけイタリアで作ってもらったのです。よく残っていたな〜すぐ捨てて後で後悔する私としてはなかなか良い出来事でした。
ステッカーもあります。私もOSCAのリアに貼っています。

ステアリングはストラトスやフルヴィアHFのものが有名です。他にも１２４アバルトラリーやアバルトTCRのシートなど、頑丈で美意識に溢れるコンペティションパーツを作っていただけに、今手に入らないのは残念です。

ホーンボタン

久しぶりにホーンボタンを買いました。まだ２週間ぐらいは入荷しませんが，楽しみです。
最近はMOMOオリジナルのメーカーマーク入りのホーンボタンは、滅多にありません。古いランチアやコンレロなど雰囲気の良いものが時々見つかったのですが，もうしばらく見かけません。

画像のはモモなどのホーンボタンの上から貼る３Dシールのようなもので，品質的にはもちろん落ちますが，これがあると無いとでは雲泥の差です。当方の大ヒット商品のプラスティックエンブレムの大型版という感じで、シールとして販売するつもりです。最も安いステッカーチューンかもしれません。

チョットマニアなステッカ−２

パーツ用のステッカーも数多くあります。例えばANSAマフラー用とか，マレリのコイル用とか。その中でも最もマニアックなのはFERGATでしょうか。古いイタリア車には普通に使われているパーツなのですが，馴染みが薄いので何だかわからない方も多いと思います。アルファだとジュリエッタの鉄ホイール、アバルトのダブルバブルの鉄ホイールなどなど、そうなのですイタリアのホイールのメーカーなのです。といっても私もこれしか知りません。今迄このステッカーがオリジナルで貼ってあるホイールを残念ながら見た事がないのです。
一方のCampagnoloは最も有名なホイールのメーカーですね。もちろんホイールだけではなくアルミ／マグの様々なパーツでも有名です。私はカンパのワインオープナーも持っていました！
画像のステッカーは、年代により違うものを集めてみました。先程のジュリエッタ用は楕円のタイプで、オリジナルステッカーらしきものが付いているものを持っていたことがありましたが，一回り大きかったです（？？？）
当方のもオリジナルのような感じですが，やはりサイズなどはいくつもあったのかもしれません。

ピニンフアリーナのバッジ

お約束のピニンファリーナのバッジの画像を載せます。
これらのバッジは、基本的にpfの工場で組まれた車両に付けられていたものです。例えばアルファのジュリエッタスパイダーは王冠とfが離れていて２ピースのもの，デュエットはそれがくっついて１ピースのもの、もっと新しくなるとfとpininfarinaのプラバッジといった具合です。
ただ，どのクルマにどのバッジが付いているかは結構難しく、よくよく注意が必要です。
pfは歴代のファラーリのほとんどのモデルをデザインしているので，その関係だけでも多くのエンブレムがあり、ますます混乱します。
また、プジョーでも多くのモデルをデザインしてますので，こちらもややこしいですね。私も実は良く分からないのです。

確か随分前のCGの豊島園ミーティングに、イタリアからはるばるセルジオさんがお見えになったことがありました。海外で活躍する日本のカーデザイナーは随分増えたようですが，pfにもいるのでしょうか？

お手軽エンブレム

七宝エンブレムは確かにきれいで格調高いのですが、高価だし、オリジナルで付いていたモデル以外はボディに穴をあけるか、エンブレムのボルトを切らないと付きません。やはりボディに穴をあけるのは抵抗ありますよね。
そこで、上側両面テープのお手軽エンブレムの登場です。画像以外にもHFとかアバルトとかイギリス国旗とかいろいろあります。ステッカー感覚でどこにでも貼れますが、最近の両面テープは強力なので剥がす時が大変ですから、注意してね！それと曲面に貼ると浮いてしまうのでやはり要注意です。

この手も含め、エンブレムの種類が多いのがpf=ピニンファリーナです。もちろんアバルトが一番かもしれませんが、pfもかなりのものです。違うメーカーのモデルに同じエンブレムを使ってはいけなかったのでしょうか？
でも、１２４スパイダーとアルファスパイダーは同じものが付いている気もしますがーーーー
次は、当方にあるpfのエンブレムを集めてみます。

ミスプリか？

当方で販売しているCARELLOのバックプレート（欠品中ーーーただし、後ろが開いているタイプはあります）とボディの間のラバーシールですが、よくよく見たら"MADE IN ITALI"と書いてあるのを発見しました。これはミスですね！

こんなミスを見つけると偽物なのでは？とつい思いたくなりますが、アッセンブリーで買ったので本物なのは間違いないでしょう。

よくエンブレムについても本物？偽物？については尋ねられます。この場合のエンブレムとは七宝タイプの昔の型です。『七宝』とはいえイタリアなどのエンブレムは日本のとは少し違うような気がします。特に最近は表記は以前と同じなのに、妙に表面がツルツルです。以前はひどくデコボコでしたから、よく言えば仕上げが格段によくなった（？）と評価されるかもしれません。でも気をつけてください、そんな些細なところから人間が作った手の温もりが薄れていくのです。

アバルトの"CAMPIONE　DEL MONDO"のエンブレムです。左から、１）金属エンブレム裏両面テープ仕様、２）現代風七宝エンブレム、３）伝統的七宝エンブレム。写真では判断できないですね。１）だって充分美しいです。それがたったの３，１５０円（高くてスミマセン、当店価格ですがーーー）ですから！しかも両面テープなのでどこにでも簡単に貼れる！こういうものが現代求められている商品＝パーツなのでしょうね？　一方２）は裏側ボルト留め（切って付ける方もいますが）なので面倒だし、穴を開けないといけない。仕上げは真っ平らでピカピカで美しい！３）はメッキも七宝もデコボコ、だけれどオリジナルに一番近い！！！！そうなのです、これもオリジナルではないのです。何故ならアバルトが売っているわけではないからです。同じ方法で同じ工場で作っていてもオリジナルではありません。現在手に入るエンブレムはほとんどこの１）、２）、３）のどれかです。でも、私は全く気にしていません。エンブレムが割れているオーナーにとって、代わりがあることがどれだけうれしいか理解できるからです。しかも何種類もあって選べるのですから！

リプロダクション

最近のイタリア車は世界中のパーツを使っていますが、私が考える全盛期にはやはりイタリアのパーツが多く使われていました。ところがメーカーの管理が悪いのか、もしくは資料が無いのか、あるいは極東の国まで情報が届かなかっただけなのか、何しろ欲しいパーツがなかなか手に入いらなかったのです。それが今は何でもあります。ところが、よくよく見るとオリジナルと違うものが多いのですね。私は別にバリバリのオリジナル派ではありませんが、パーツフェチのところがあって（もう皆さんお分かりでしょうが）どうしてもそのパーツ自体を見てしまうのです。せっかく手に入ったレンズにCARELLOの文字が無い！もう当たり前です。ALTISSIMOの文字が無い！これも当たり前です。ランプ類のゴムのベースシールにも文字が入っていたものですが、今は無い。やっぱり寂しいですね、大した事ではないかもしれませんが。

画像は左側が段付きやSZのサイドウィンカーランプです。すでにCARELLOはレアです。
右側はDINOやジュリアのバックランプです。こちらはCARELLOで、しかも角度の付いたラバーベース付きです。

これからは質の落ちたレプリカではなく、オリジナルに忠実な再生産したパーツを作っていただきたいものですね、イタリアのメーカーには。極東の１エンスーからのお願いです。