取りたてて何か作業をした訳ではないのですが、先日のランチパーティーで久しぶりに他のオスカオーナーと話しが出来たので、又、あれこれ思い出しました.フィッソーレボディは2台ともまだ本調子ではないらしく、走り回れる程には仕上がっていないようです.ザガートボディも私が知っている2台は動いてないようです.
まず、オスカやアバルトの様なクルマは、マニュアルがない、あるいはあっても仕様が違って使えない為、アバウトなクルマ(笑)を多く世話しているメカニックが維持する上で必要不可欠です.
チューンされたアッピア、フラミニア、アウレリア等も同様.その時代のチューナー、アルファならコンレロが有名ですが、ジュリエッタやアッピア、フラミニア等も手掛けたHFスクアドラコルセのFacetti,Bosatoなど各チューナーの手が加わった格好イイ個体、などは特に筋書きどうりにはいきません!長い年月の間に一部だけオリジナルに戻されていたり、都合の良いパーツに作り替えられていたり、何がどうなっているのか解明するだけで結構時間がかかります.
セミワークスの初期のHFスクアドラコルセが、どのようにフラヴィアクーペをモンテカルロで走らせていたのか?なんて考えるとコンプリートカーが俄然欲しくなりますね!フラヴィアクーペはツーリングカーレースにも参戦してたそうですから、そういったレプリカモデルなんかも楽しそうです.
フィッソーレの1600GTのエンジンは基本的にはフィアット1600と同じですし,ザガートも多分後期は同じだと思います.ただ、前期のザガートに積まれていたものはブロック、ヘッドなど全てOSCA製です。丁度フィアット600系アバルトのAHブロックと同じでしょう。外見は似ているけれど中身は違う、例えば1000ビアルベーロのエンジンは600/Dのパーツはほとんど使っていません.後期のTCRなどはサスも別物でシルエットフオーミュラー化してしまいます.
レース主体のメーカーはそうやってだんだん弱小化していったのでしょうね.それだけ特殊なエンジンを作るというのは大変なことだったのでしょう.
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